桜の花も時期を過ぎ、本格的な春の陽気で温かくなり皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、福岡のお魚ですが、「鰆」に「さより」、「糸より鯛」に「れんこ鯛」、「真鯛」といった春のお魚の水揚げが増えてまいりました。
春といえば「鰆(さわら)」。魚へんに春と書くぐらいですからもう代表格といっても過言ではございません。
体長が細長く「狭い腹」から狭腹(さわら)と呼ばれるようになったとする説もあるようです。
魚体は基本的に大きく、およそ2㎏~大きいものでは7㎏まで幅広く水揚げされております。
また、小さいサイズのものは「さごし」とよばれる一応出世魚です。
身質は柔らかく、ふわっとした食感が特徴、5㎏以上のものから脂ののりが良くなり、特に7㎏程になると別格の脂ののりで非常に美味しく、干物はもちろん、煮付け、竜田揚げ、味噌漬けや粕漬け等様々な食べ方で美味しく食べられます。
福岡の糸島では一本釣りされた2.5㎏以上の高鮮度処理された「特選本鰆」が有名です。
弊社では切身にひと塩をして低温熟成の乾燥法でじっくり干し上げて干物に仕上げます。
(もちろん塩分控えめです。)
皮はパリッと香ばしく身は脂がのってふっくらとして最高です!!
この度は、ちょっと変わった食べ方をご紹介。それは、「鰆のすき焼き」。
醤油と砂糖をベースとしたわりしたに野菜を入れひと煮立ちさせて鰆を投入!!火が通りましたら、溶き卵にくぐらせて頂きます。脂ののった旬の鰆の旨みを思う存分お楽しみ頂けるおすすめの食べ方です。
こちらは珍しかったのでつい写真をとりました。「白魚(しらうお)」です。市場では活きたまま袋に入って販売されてます。(ちなみに今回は佐賀県唐津産でした。)
春を感じさせるお魚たち、皆様もこの時期に旬の味を味わってみてはいかがでしょうか。