仕入の日の朝、家を出る時、東の空が明るく、着ていた厚手の上着も着なくなり、季節の移り変わりを感じる今日この頃です。
今日の目当ては「穴子」、「真鯵」、「真鯛」、「赤むつ（のどぐろ）」！
意気込んで乗り込みましたが、本日は前日前々日のシケの影響で市場のお魚が少なかったです…
そんな中珍しいお魚が！
皆さま「あぶってかも」というお魚をご存じでしょうか。正式名は「スズメダイ」という大きくても長さ15㎝程の小振りのお魚です。
福岡では初夏から夏にかけて出回り旬を告げるお魚の一つです。釣り人にとっては餌取りで有名な「スズメダイ」ですが、福岡（特に博多）では、この「スズメダイ」に塩を塗り頭と内臓、ウロコもとらずにあぶって食べるという食べ方があるのです。小さいのですが、これが脂がのって美味しいのです。「あぶってたべたら鴨」の味がするというところから「あぶってかも」と名付けられたという説もある程美味でお酒、九州の焼酎にはピッタリのおつまみです。弊社でも昔は開いて干物にしたこともありましたが、脂がのって大変美味でした。（食べるところは少ないですが…）
その他は、「やりいか」、「水かれい」、「さば」や「金目鯛」等々水揚げがりましたが、サイズが合わなかったりお値段が合わなかったり、目当てのお魚でなかったりで買えず… そんな中「穴子」、「関あじ」、「真鯵」に「あわび」を仕入れて終了。少な目な仕入の日でした。
これから、「真鯛」や「甘鯛」、「いさき」、「とびうお」、「きす」等、夏に向けて美味しい旬のお魚が登場してきます。楽しみですね～。
